好田矯正歯科/歯列と歯ならびの治療

上顎前突症のオトガイの梅干し（矯正歯科学講座 第21回）

上顎前突症のオトガイの”梅干し”が改善される話。
治療後のお口元の写真。
前回の第20回と同じ人だぞ。

 

お口は」とても自然な美しさあります。
オトガイにブツブツ感がなくなりました。

 

横からの写真。
お口元の筋肉の力を抜いていただく（右写真）。
上下の唇の間隙はうんと小さくなった。
それでは、お口元に意識をしていただいて、お口を閉じていただく（左写真）。
上唇の無理な感じは消失。
オトガイの形がきれいに回復した。
オトガイの形だけをとってみても、左右の差がほとんどない。
つまり、美しいお口元を作り出すことに成功している。

うん、素晴らしいぞ！
この方も元々から美しい方なので、これで一層美しさが増されたので、
より以上の幸福な人生が開けていると思う。

上顎前突症のオトガイの梅干し（矯正歯科学講座 第20回）

上顎前突症のオトガイの”梅干し”が改善される話。
この講座の16-17回と同様の内容。

 

この方もお口元の改善を主訴（一番に治してほしいこと）としておいでになった。
無理無理にお口を閉じようと努力しているので、オトガイに緊張が表れてブツブツした梅干しの種の種のようになる。

 

横からの写真。
お口元の筋肉の力を抜いていただく（右写真）。
上下の唇におおきな間隙が生じて、歯がぽっかりと顔を出してしまう。
意識しないで油断していると、このようにいつも口をあいていて歯が露出していることになる。
それでは、お口元に意識をしていただいて、お口を閉じていただく（左写真）。
上唇もかなり無理して閉じていただいている。
オトガイの形が完全に壊れてしまう。
オトガイの形だけを言うなら、まだ右の方がきれいな形をしている。

治療はどうするか？
歯を内側に入れて、お口を閉じやすくする治療を行う。

 

 

近畿矯正歯科研究会

9/12　（日）に千里ライフサイエンスセンターでありました。
この会のメンバーになって3年目です。
今回は”上顎前突症”のカテゴリーで、”話題賞”をいただきました。

上顎前突症の治療前後の口腔内変化（矯正歯科学講座 第19回）

上顎前突症の治療前後の口腔内の変化

前回のつづき、このシリーズの最終回
改めて言ってますが、これは16、17、18回の人と同一人物だからね。
治療後のお口の状況を解説します。

 

正面から、この撮影は少しへたくそだ。　角度が下からになっている。
でも、変化はなんとなくわかる。

 

横からの写真で、変化はわかりやすい。
前歯が後退している。
しかし、この方は上顎の歯ぐきの部分が盛り上がっている。
これは、矯正とはあまり関係がないのだが、骨が増殖して歯の根っ子の部分に添加
されてくることが時々ある。
20代の方にはあまり見られないが、30代-50代の方には時折見られる。
見た目が少し悪いが、病気というようなものではない。 

 

治療前後で歯列の形と歯列の長径がおおきく変化している。
前歯の裏側の見え方が全然ちがうはず。
裏側が見えにくくなっている。つまり、前歯が傾斜して内側に入ったから。

先ほど骨の増殖の話をしたけれど、この写真でも目立っているようだ。
特に、犬歯と前歯の外側に添加が多いように見える。
この骨の添加がなければ、口元の改善はもっと大きくなったと推測される。
この盛り上がりを外科的に取ることは可能。

 

下側の歯列も上顎の歯列と同様の変化。
歯列の長径（前後径）が短くなっている。

これが好田矯正歯科が行う抜歯による治療の普遍的な治療結果だ！


 

上顎前突症の治療前後の口腔内変化（矯正歯科学講座 第18回）

上顎前突症の治療前後の口腔内の変化

前回のつづき、この方の治療結果
何度も言ってますが、これは16、17回の人と同一人物だからね。
治療前のお口の状況から解説します。

 

一見したところ、それほど悪いようにはみえない。
一部隙間が見えるけれど、これでそれほど悪いのかどうか？
どうして、あれほどお口元が出て見えるのか？

 

横から見ると、ああなるほどと納得がゆく。
上下の前歯が傾斜して前に出ている。
上下顎前突症というべきかもしれない。 

 

上顎の歯列の形は悪くはない。
しかし、前歯の裏側がとてもよく見える。また、歯列の前後径が大きい（長い）
すなわち、前歯が傾斜して出ていることの証明である。
 
 

下顎も歯列の形は悪くはない。
しかし、上顎同様に前歯の裏側がとてもよく見える。また、歯列の前後径が大きい（長い）
すなわち、前歯が傾斜して出ていることの証明である。　これも上顎と同様である。

治療方針
こういう症例は、お顔と御口元の状況から、上下の小臼歯を抜歯することがほとんどだろう。
抜歯空隙を利用して、上下前歯を後退させる。
後退の方法は、傾斜であったり平行にスライドさせたり両者の混合であったりする。

非抜歯を正しいものとして主張している連中は、こんな症例をどうするのか？
この症例を非抜歯で治療しても何の意味もない。
御口元に変化が与えられないからだ。
見た目の改善のない矯正は意味がない！

 

近江八幡への one dey trip3

続き

それではお食事は？
この街並みはまだまだ観光化していない。
だから、お食事処はほとんどない。
それがまた静かな雰囲気を醸し出している。

車で15分ほど北へ。長命寺近辺で琵琶湖岸のあるフレンチレストラン  ル・ポワン・ドゥ・ヴュ

ここはどうかな？   http://www.vue.sc/  

まずはオードブルから。
季節の野菜とタコとスズキのマリネ・・・・、だったか

 

冬瓜のスープ

 

メインのお肉
バジルソースとバルサミコ酢のソース。
夏向きはすっきりとしたお味つけ。
このレストランはお肉を扱う会社が経営しているらしく、
お肉の質がとても良質だった。

 

皆が気になるデザートとコーヒー。
えーと、何だったかな？
赤いのはスイカのソース。
こちらもすっきりとしたお味付けだった。

 

全般的に洗練された味付けであった。
2500円也
値打ちのある内容だった。
ごくごく田舎のレストランだが人気がうかがえる。
要予約だ。

 
 

近江八幡への one day trip 2

前回の続き
近江八幡の旧城下町
歴史を感じる静かな街並み。
電信柱とアスファルト舗装がなければ、江戸時代にタイムスリップしたようにも思える。
永らく時間が止まっていたみたい。
 
背景の山が八幡山。　この上に昔、お城があった。

 

静かに流れるこの水路も100年も200年も前からこのままなのか・・・・。
ゆっくり、ゆっくり流れていた。
まるで、近代文明から忘れられたように。

 


これは、ヴォリーズ設計による旧郵便局。
 装飾が面白い。
玄関上の装飾は、写真を元に復元された部分。
2階の屋根の軒先がカットされている。
窓が上げ下げ戸になっている。
窓の下の部分が前方に傾斜させた部分がある。
雨を溜まらせないで前に落とす意味のデザインなのか。
日本の職人が設計に合わせて作ったんだろう。
この部分は、ヴォリーズ設計のものはこの形が多いように思う。

 

これはヴォリーズ設計の教会
この人のデザインはなぜかスペイン風のものが多い。
玄関のアーチ部分はアラビア風でしょう？
そう、イスペインはスラムの文化を受けていますからね。

 
 
 ヴォリーズ設計のヴォリーズ記念病院。
この建物はヴォリーズの設計をまねて最近にたてられたように見える新しさ。
これもスペイン風です。
しかし、こども向けのホスピスもあって心が痛んだ。
この病院の中の古いチャペルがヴォリーズの設計。

不治の病に悩む人、またその周辺の家族の人たち。
心の支えになるために宗教と信仰の意味は大きい。

 

近江八幡への one day trip

先日、8/16 日に近江八幡の古い街並みを見に行きました。
八幡城の城下町
え、きいたことない？

近所に安土城があるからね。
そりゃもう、知名度が全然ちがうからね。
安土城は織田信長が心血を注いだ城だったが、本能寺にて横死。
その時の騒ぎで城は消失。城下町も失われた。
八幡城はその南西数キロ。
羽柴（豊臣）秀次による創建。
この人も太閤にうとまれて非業の死。
それはともかく、大杉町近辺

 

うん、完璧だ！
雲ひとつない。　　が・・・・・・、暑かった。
この水路から琵琶湖へ船を使って商品の流通が行われた。
こんもりした森の左側にはクラブハリエがある。

 

水路わきには美しい石畳が・・・。
江戸時代の雰囲気が残る。
素晴らしい！
無粋な車が一台あるが、街並みが美しく気にならない。
この辺りは、映画やテレビのロケが年に20件ほど行われるという。

 

新 歯科の実力

ムック　”新　歯科の実力”　に当院が紹介されました。

 

最近、この種の雑誌は珍しいことではない。　
今までにも何度か、アンケートという形で情報提供して参加協力してきた。
”学会専門医”を持つ医師を対象にしてえいることが多い。
ますます、”学会専門医”の値打ちは高まるばかりである。
実際、この資格を取るのは大変な努力が必要で、この資格を持つ人の治療はそれなりに見事だ。
もし、矯正歯科を探すならそのような資格をしっかりと見極めるといいと思う。

￥840　だそうです。

矯正歯科学講座 第15回

14回の続き。
先の症例の治療結果。

 

 
 

  

 治療は素晴らしいと思う。
元のcrowdingの状況は特に酷かった。　これが矯正の素晴らしい結果だ。

上段写真　歯の周囲の歯肉を見ていただきたい。
白く抜けた部分はまだあるにしても、その面積はうんと減少している。
歯周組織には優しい歯列となってきているわけだ。 

しかし、治療の限界点も見えてくるぞ。
上顎前歯4本の左右差を見ていただきたい。
なんとなく、しっくりとゆかないものを感じるかね？
そう、左右差があるのだ。

中段写真　上顎前歯の左右差がわかるかね。
歯の裏側の見え方が違うだろう？
特に患者の左側（向かって右側）の前歯の裏側が良く見えている。
つまり、左右で歯の傾斜度が違うのだ。
これが治療の限界点であった。

前回の写真と比べるとわかりやすいが、左側の前歯2本は反対咬合cross biteになっていた。
同時に歯根の位置も後ろ側にあった。
治療で歯の頭の部分は前に出すことは可能となったが、歯根のコントロールが十分にできなかった。
トルクコントロールtorque controlが不十分、という表現になる。
批判は簡単だが実際には難しいということなのだ。
わかっていても結果がなかなか伴わない。